ガラスに関する豆知識

佐々木硝子店より、ガラスに関するお役立ち情報をご紹介します。

ガラスの種類

一概にガラスといっても種類は様々です。ここでは代表的なガラスの一部をご紹介いたします。

ガラスの種類
  • 型ガラス(厚さ4ミリカスミ)

    型ガラス(厚さ4ミリカスミ)

    一般的にトイレや浴室など室内を見せたくない場所に使われています。
    ガラスの片面に凹凸があり両面ともツルツルしています。

  • 和紙調ガラス(厚さ3ミリ~和紙調フィルム貼り)

    和紙調ガラス(厚さ3ミリ~和紙調フィルム貼り)

    一般的に二重サッシの和室室内側に使われています。
    ガラスの片面に和紙のような模様のフィルムが貼られています。

  • スリ加工ガラス(厚さ2ミリ~スリ)

    スリ加工ガラス(厚さ2ミリ~スリ)

    室内の木製建具に使われています。
    ガラスの片面が加工によりザラッとしています。

  • タペストリーガラス(厚さ5ミリ~)

    タペストリーガラス(厚さ5ミリ~)

    装飾用ガラスとして店舗の間仕切りなどに使用されています。
    ガラスの片面に細かな凹凸がありツルツルしています。

  • 透明網入りガラス(厚さ6.8ミリ~)

    透明網入りガラス(厚さ6.8ミリ~)

    防火用ガラスです。
    火災によってガラスが割れた場合、ガラスの中に入っている金網がガラスの脱落を防止し、一定時間周囲への延焼を食い止めることができるガラスです。
    一般的に住宅密集地の住宅に使われています。
    金網の種類は2種類ありこちらは菱クロスワイヤと言います。

  • 型網入りガラス(厚さ6.8ミリ)

    型網入りガラス(厚さ6.8ミリ)

    防火用ガラスです。
    室内側を見せたくない場所に使われています。
    金網の種類は2種類ありこちらはクロスワイヤと言います。

結露について

ガラスを冷やさない工夫が大切です

冷えたガラスなどの表面にできる結露。結露を防ぐには外窓の室内側の表面温度を下げないことが必要です。以下のようなケースでは、結露がひどくなることがあります。

・窓際が寒いのでカーテンを厚いものにしている、または二重にしているケース
・仏間など普段あまり暖房をつけない部屋
・二重窓になっている外窓

カーテンや内窓などの遮蔽物を置くことで室内の暖かさが遮断され、外窓のガラス表面が冷やされると結露がつきやすい状態になります。
寒いからといってカーテンを厚くしたり遮蔽物を置いたりしなくてもよいように、断熱性の高い窓、ガラスにすることが結露を防ぐためには大切です。
また、どこか別の部屋で発生した水蒸気は気づかぬうちに家中に広がり、暖房していない温度の低い部屋の窓は結露が発生しやすくなります。家の中で著しい温度差が出ないような工夫が必要です。

結露について
  • ペアガラス

    ペアガラス

    サッシ枠の断熱性能が低いためガラスに熱が伝導し、ガラス下部にのみ結露が発生します。
    サッシ枠を断熱性の高い樹脂製や木製のものにする、ガラスをさらに性能の高いものにする、カーテンをしないようにする、障子を開けておくなど、ガラスを冷やさない工夫が必要です。

  • アルミ製サッシ

    アルミ製サッシ

    アルミ製は冷えやすく結露が出やすいです。
    断熱性能の高いサッシ枠に交換するのが良いでしょう。